皆様こんにちは!先日取材させて頂きましたシニアペットケアステーションさんが新聞に取り上げられていましたので、こちらで紹介いたします。
老犬 24時間体制で介護
トリミングなどのペット関連サービスを手がけるマイプレジャー(京都市、藤木英幸社長)が老犬の介護に特化したケア施設を3月以降、大阪府や兵庫県で展開する。現在京都市で24時間体制の施設を運営するが、需要の増加を見込み、東京への進出も目指す。飼い主も高齢の場合、世話が難しく、施設を設けることで双方にとって、負担を減らすことを目指す。
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シニアペットケアステーションさんは、この3月に東大阪にも進出され、兵庫県伊丹市の高齢者向け施設への併設型施設もオープン予定とのことです。施設を見学させて頂いた時に印象的だったことは、匂いがしない非常に清潔な環境でそれぞれのワンちゃんに合ったきめ細かなケアを行っていたことでした。比較的元気な子は外での散歩に出て、要介護の子は定期的に体を動かしたり、普段の生活リズムを崩さないよう工夫したり、ご高齢の飼い主様からの終身預かりもされています。
老犬に接したことのない人にはあまり知られていませんが、老犬も人間のように認知症や白内障になることがあります。従来より長生きするペットが増えたことで、生涯の半分以上が老後という子も少なくありません。10年前のペットブーム期に飼い始めた子が老犬となり、ペットも人と同じく高齢化を迎えているにも関わらず、老犬のケアの受け入れが手薄で、まして24時間体制介護となると、介護の担い手も施設も不足しています。飼い主様とペットの「老老介護」問題は当ブログでも取り上げましたが、子供にペットを預けられない、人間もペットも介護負担が大きくなるといった問題が今後ますます深刻化すると予想されます。
そうした課題を解決すべく、プロによる継続的なペットケア体制の重要性をひしひしと感じます。信頼できる施設が増えればご高齢の飼い主様も老犬も安心できますし、ご家族の立場からも「仕事と介護の両立」の負担を減らすことに繋がります。ビジネスとしての継続性と社会性を両立し、想いも専門知識もある人を採用・育成しながらのさらなる展開を期待したいですね!