皆様こんにちは!インターンの濱です。
先日、京都動物愛護センター様に取材に行ってきました。その様子をこちらで紹介させていただきます。
京都動物愛護センターと地域の人々とのかかわり方
基本的にはボランティアという形でのかかわり方になります。面接などを経て採用が必要なほど多くの志望者がおり、広報担当、犬猫のお世話担当と様々な分野に分かれています。
公共機関との連携としては、職業体験のような地域の中学生の学生ボランティアがいる点や、ドッグランが避難所として利用されている点が挙げられます。現在は、人間のみの避難を想定していますが、今後ペットも含めた訓練を行う可能性もあるそうです。
施設内には「京都夜間動物救急センター」という病院が併設されています。年中無休で京都以外の場所に住んでいる飼い主、ペットも利用することができ、動物、飼い主をサポートするための体制が整っていました。
防災への取り組み
施設内では、ペット防災の紹介も行われています。ペット防災の必要性を訴える記事の掲示や、実際にキャリーケースや防災バッグなどの展示があります。また、ボランティアスタッフによって、阪神淡路大震災、熊本地震などを例にとり、イラストを使ってペットの防災対策の啓発を行い、避難時に行うことなどを具体的に示しています。
ペットと生きるということ―飼い主のサポート―
動物の飼い方講座、『犬と楽しく暮らすための教室』などをオンライン、対面の両方で不定期開催しています。お年寄りも含め主に地域の人々が参加しているそうです。
また、京都精華大学の学生が漫画で描いた犬の飼い方を説明した広報も力を入れています。「子供なども読みやすく、手に取りやすい」といった利点を挙げられていました。ここにも地域との連携が見られます。
譲渡
トライアル期間を設けたり、施設内で譲渡会を行うこともあります。施設見学の様子では、犬が少なく、猫が多い印象がありました。
ここで施設に関して職員さんにいくつか質問をしてみましたのでご紹介させていただきます。
Q.新型コロナウイルスの影響は?
それほど大きくはなく、ボランティアも例年通り人気で、保護犬、猫の頭数も劇的に増えた、減ったもないと思います。
Q.ボランティア募集に関して最も重視していることは?
ボランティア広報に関して重要なことは「知ってもらうこと」だと考えています。
色んな年齢層に目が留まるように、SNS(Facebook、Twitter、Instagram など)も積極的に活用しています。
Q.具体的な寄付の使い道は?
施設維持費や動物のお世話代に使わせていただいおります。電気代などはもちろんですが、ペットシーツなども案外高額なんです。
職員さんのお話を聞いて、譲渡される動物はもちろんですが、飼い主のサポートも行える環境を整えることの重要性を改めて実感しました。実際に「動物の飼い方講座」の開講や、動物救急センターの併設といったサポートを行っています。 譲渡してそこで終了、ではなく、動物はもちろん、飼い主も幸せになるためには、譲渡した先でのサポートも必須です。
京都動物愛護センター様、お忙しい中ありがとうございました。