皆様こんにちは!代表の石部です。
突然ですが、芸能人で動物愛護に熱心な方といえば誰を思い浮かべますか?
志村けんさん
杉本彩さん
石田ゆり子さん
坂上忍さん
他にも多くの方々の名前が上がるかもしれませんが、いずれも本業だけでなく、動物愛護分野でも多大な功績を残された方々です。
しかし忘れてはならない方の一人は、デヴィ夫人です。
彼女もまた多くの愛護団体への寄付や啓発などの活動に熱心で、犬を溺愛されています。
今回は大阪の能勢にある、デヴィ夫人と親交の深い方が立ち上げた認定NPO法人アニマルレフュージ関西(ARK)さんをご紹介します。
ARKさんは1990年に、大阪工業大学などで英語教師をされていたイギリス人のエリザベス・オリバー氏が立ち上げた団体です。阪神淡路大震災でのべ600頭以上の動物レスキューを行われたのをきっかけに全国的に知られるようになり、その後も設備や支援体制が充実して、累計6000頭以上の犬猫が新しい家庭に旅立ちました。
2009年に英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)協会員に認定され、イギリスでも表彰されました。
活動拠点は能勢の1000坪以上の敷地を持つシェルターのほか、7000坪以上もある兵庫県丹波篠山市のシェルターがあります。
今回は写真のみの紹介になりますが、すでにこうした立派な施設が完成し、多くの動物のケアが行われています。
グローバルな基準を満たした、1頭1頭を丁寧にケアできる立派な環境を備えており、自然との調和にも工夫を凝らしています。
スタッフさんはいずれも常勤で、寮生活の方もおられます。求人を出すこともありますが、他団体に比べて長く務める方が多く、欠員が出にくいとのことで、NPOだからとボランティアに依存しすぎない体制が確立されています。
よくNPOはボランティア団体と誤解されますが、実際には正社員を雇うことも、賞与を支払うことも可能です。株式会社との違いは「利益を関係者に分配できない」ことだけです。むしろ通常の営利企業より難しい課題に取り組むからこそ、専門性にふさわしい収入を得られるプロを育てる必要があると考えていますし、こうして非営利事業の専門家がコンスタントに育つことを願っております。
コロナ禍では寄付やボランティアが集まらずに運営に苦労して、クラウドファンディングに取り組んだ団体も多かった一方、ARKさんではボランティアが来なくても動物のケアが回る体制となっており、外部との接触が限られた中でもその体制は維持できたそうです。ただし収入が減ったり失業したりして寄付を断念したり、保護動物の扱いに慣れた方でもケアに苦労したりと、コロナの影響は少なからずあったようです・・。
もともと海外からの支援やボランティアが多く、大使館や外資系企業などの外国人に引き取られたり、譲渡先が海外になったりと、海外とのつながりが強いです。それもあって動物情報、サイト、ニュースレターなどはすべて日英両言語で書かれています。
犬舎は一つ一つDIYで、周辺の地形をうまく生かしながら作られました。非常に落ち着いた、ケアの行き届いた子が多いのが印象的ですが、それでも病気や年齢などの都合で譲渡が難しい子もいます。そうした動物まで生涯ケアできる体制が整えられており、寄付などを通じての支援が可能です。
動物たちは飼い主さんの病気や死亡、多頭飼育崩壊からの救出など様々な現場から保護されましたが、それでも救いきれないことは少なくありません。ここまでは責任を持つけど、これ以上の動物のレスキューはごめんなさいと線引きせざるを得ないジレンマは、どの団体も同じですね。
猫舎にもお邪魔しました。
風通しや日当たりがよく、キャットタワーやコタツなどが備わった環境で、のびのび過ごす猫ちゃんたちがとても可愛らしいです。
犬派の人が猫にハマると要注意と言われましたが、両方撫でたくなる気持ちはよく分かります(苦笑)。
譲渡にあたっては、候補者さんの生活や住環境のほか、先住ペットとの相性もジャッジされます。
犬の場合はお試しでの譲渡は行わず、できるだけARKさんに先住犬を連れて行っていただき、譲渡候補のわんちゃんとの接し方などで判断されるそうです。
支援は今回のような見学の際に必要物資(Amazonほしい物リスト参照)を持ち込んだり、月々一定の寄付をしたり、施設でのボランティアに参加したり、里親を見つけるのが困難な子たちのフード代や医療費などを支援したりと、様々な選択肢があります。ARKさんオリジナルカレンダーやグッズを買うことも支援の選択肢です。詳細は「ご支援方法」ページをご参照ください。
わんむすびではこうした実績豊富な団体向けに、医療費に特化した寄付を集める事業の立ち上げを予定しています。
詳細が決まり次第情報をアップしますので、少しでも興味を持たれましたらお気軽にお声がけください!