皆様こんにちは!代表の石部です。
前回に続いて、公益財団法人京都地域創造基金さん主催、京都動物愛護センターさんで開催された「福祉分野における猫に関する勉強会」の紹介です。
今回は会場となったセンターにおける取り組みをまとめました。
京都動物愛護センターさんにおける譲渡事業
どの自治体でも保護動物の譲渡には条件が設けられていますが、京都でしたら以下の条件が挙げられます。
1、京都府内のペット飼養可の住居に住んでいる。
2、成人している。
3、家族全員が新しい動物を迎え入れることに同意している。
4、犬については、狂犬病予防法に基づく手続きを行える。
5、猫については、屋内飼育を徹底できる。
6、避妊去勢手術をできる限り早期に実施する。
譲渡会は毎月開催されており、外部への情報発信や適性飼養の普及・啓発にも力を入れています。センターのFacebookやTwitterでも定期的に情報発信が行われています。
ボランティア活動
センターでは、80名ものボランティアが活躍しています。職員の補助業務にとどまらず、一緒にセンターの活動を支えて、動物愛護の理念を広めていくべく、3年間の長期にわたって活動されています。
ボランティアの選考・育成には民間の団体が携わっており、書類選考だけで80名→40名に絞られます。そこからさらにセンターとの相性、理念を実践できるかどうかなどを見極めた上で人数を絞ります。採用された方々は、センターの管理活動、案内活動、イベントなど多岐にわたる活躍をされています。
主なイベント内容は毎月恒例の譲渡会、京都動物愛護フェスティバル、愛護センターでの基調講演、ペットの防災講座などです。
他には在宅ボランティアとして、約5〜6週齢になった子猫の一時預かりをされている人もいます。期間は3〜6週間で、譲渡できる月齢まで育ててもらいます。
京都市動物愛護事業推進基金
「ボランティアまでは難しいけども、他に何か貢献できることはないだろうか?」
そう思われた方には、京都動物愛護センターを拠点とした動物愛護事業推進のための「京都市動物愛護事業推進基金」もおすすめです。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000147255.html
現金、クレジットカード両方で受け付けており、センターの様々な事業の財源となります。
京都動物愛護センターさんの取り組み図
今回はグラフィックレコーディング(ファシリテーショングラフィックとも言う)によって、会議の内容を絵と文字で分かりやすく記録する、”見やすい議事録”が描かれました。
「話がまとまる!」「創造的な会議だ!」と評判の図をご参照ください。
次回は人も猫も一緒に支援するプロジェクトをご紹介します。
お楽しみに!