皆様こんにちは!インターンのいしかわです!
今回は飼い主さんが普段、わんちゃんとの生活で正直面倒と感じている問題をチェコ社会が解決しているお話です。
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・ワンちゃんは家族だと思う
・海外に行くのが好き
・動物愛護に興味がある、勉強したい
★首都ど真ん中でも、公園がいっぱい!★
1つ質問です。みなさんは普段どうやってわんちゃんを運動させていますか?
近所をお散歩、ドッグランにいく、公園でフリスビー遊び、、、選択肢はたくさんありますよね。私がチェコをふらふら~っと歩いていて目にしたのは「めちゃんこ広い公園でリードから放し、駆け回らせる」スタイルです。
第1声に「リードから犬を放すなんて、周りの人に噛みついたらどうしよう、、」と、しつけの心配が出てくるかと思いますが、その話は次回でしますね( ^^)
私がここで言いたいのは、それだけ犬を遊ばせられる環境が、しかも首都真ん中でも存在するということです。
あれ、道に迷ってとんでもない田舎にたどり着いちゃったのかなって感じですよね。
実はここ、プラハ本駅(日本でいうところの東京駅)から徒歩5分圏内にある、リエグロヴィ公園というところです。プラハの中心といっても高層ビルが群立しているわけではないので、一層田舎に迷い込んでしまった感が引き立ちます(笑)
こういった公園でリードなしでも走り回れたら、わんちゃんは疲れてぐっすり眠れるだろうし、飼い主さんも後ろで引きずり回されることはありません。
はるか遠方へ走って戻ってきたわんちゃん。
おかえり。
★公園にある便利グッズ★
さてさて、皆さんのなかにお散歩中「フンの始末用スコップ忘れたァ!」とか「ビニール袋忘れたァ!」とか、なったことある方いますか?いますよね?
飼い主さんあるある。
チェコでは、公園を歩いているとこんな物をよく目にします。
おひとつ頂戴して、何か確かめてみると、、
ゴミ袋と簡易スコップでした!これは助かりますね。
しかも、近くにゴミ箱もちゃんとあります。
散歩中、フンを持ち歩かなくていいのも嬉しい!
★わんちゃんとストレスフリーなおでかけ★
電車でちょっとお出かけするついでに、そこらへんのお店に買い物するついでに、わんちゃんのお散歩を兼ねて行けたら飼い主としては嬉しい話ですよね。
現実は、わんちゃんを連れていくならケージに入れるか店先にリードでくくり付けておくかの2択だし、連れていかないならまた別にお散歩の時間を設けないといけない、、、まあこんな感じかと思います。
チェコではその辺どうなっている!?
公共交通機関から見てみましょう(^^)/
主な移動手段である地下鉄やトラム(路面電車)に、わんちゃんOKステッカー!
ということは、、
いました!わんちゃんはケージに入っているわけでもなく、リードをつないでいるだけです。
ショッピングモールやアパレル店などの場所も、全てとまではいきませんが、ペット同伴のところがありました(^^♪
これはとあるコインランドリー内での1コマ。待ち時間で、他のお客さんと一緒に癒されていました。なんだこの幸せな国。
もちろん、犬が入ってはいけない場所もいくつかあります。
犬が入れる場所 | 入れない場所 |
電車・トラム | 幼児用の遊び場 |
飲食店(一部) | 飲食店(一部) |
ショッピングモール | スーパー |
公園(観光スポット付近以外) | 公園(観光スポット付近) |
アパレル店 |
分類としては、こんな感じでした。なんでもかんでも同伴OKにするのは、自由と無責任をはき違えることになってしまいますもんね。これは私の想像ですが、犬の暮らしやすさと犬にまつわるトラブル回避の両方を攻めた結果、このバランスになったのでしょう。
★いしかわ’s オピニオン★
この回で、散歩中にごく普通に目にする、犬と飼い主さんに優しいシステムをご紹介しました。これは、犬の飼育放棄防止に大きく貢献していると私は確信しています。
捨てちゃいけない法律があるから飼育放棄が少ないんじゃないの?という声が聞こえてきそうです。
さて、法律だけが有効なんですかね?捨てる人はそもそも、法律にひっかからないからという理由で捨てるのではなく、飼育によるストレスが大きくなりすぎてしまったために捨ててしまうんですよ?
もし罰金を払ってでもストレスから逃れたいと飼い主が思ってしまったら?
罰金はただの「ストレス軽減料金」になって終わりです。
ストレスフリーを手伝ってくれる上記のシステムは、日本でもペット殺処分0・勝手な飼育放棄0に役立ちそうですね(^^)/ (もちろん、この国に合う形に改造する必要はありますが)
★第3話「チェコ人が犬のしつけで成功してるワケ」★
第3話では、チェコのドッグトレーナーさんへのインタビュー内容を中心に、しつけの外注がどう普及していったのか?しつけの1番のポイントは?などなどお話ししています!
記事はこちらからご一読ください!
注:わんちゃんの写真は、全て飼い主さんの許可を取って撮影しています。