ワンちゃん先進国・チェコ日記 第3話 チェコが犬のしつけで成功している理由

皆様こんにちは!インターンのいしかわです!今回のテーマは「チェコが犬のしつけで成功している理由」です。

現地のドッグトレーナーさんへのインタビューや、街頭アンケートで見えてきた、犬のしつけを社会全体で成功させる工夫をお話しします。

 

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★ワンちゃんのお散歩をリードなしでできちゃう!?★

 

チェコが犬のしつけで成功しているって、何を根拠に?と思う方が大半でしょう。ずばり、公共の場でリードから放せるかどうかです。実際に公園や街中の歩道で、リードありのワンちゃん・リードなしのワンちゃんの数をそれぞれカウントしてみました。

結果

公園:走り回って遊べるような広さで、人の往来が少ない所

 

リードなし 60匹 VS リードあり 42匹

リードなしのほうが多数派

 

歩道:街中で人の往来も多い所

 

リードなし 23匹 VS リードあり 77匹

➡リードありのほうが多数派ではあったが、それでも5匹に1匹はリードなしで歩いている!

 

日本での日常生活と比べると、驚くべき数字かと思います。特に、人通りの多い道でワンちゃんをリードから放すなんて、飼い主さんも見ている人もドキドキですよね。それがある程度普通にこなせてしまうのは、やはりしつけレベルの高さが由来であると思うのです。

 

★トレーナーさんに頼れている人の割合★

 

しつけレベルの高さの要因として、ドッグトレーナーさんにレッスンを受けている人が多いのでは!?と考えました。

 

結果

レッスンを受けたことがある 38匹 VS 受けたことがない 62匹

➡レッスンを受けたワンちゃんが3分の1強という結果になりました。あれ、思ったより少ない?という印象ですよね。しかし、やはり日本と比べると断然多いと思います。私自身が犬を飼っている親戚・友人を思い浮かべても、3人に1人どころか、1人もトレーナーのレッスンを受けさせている人が見つかりません….。

 

★犬の保護施設にもトレーナーさんが!★

 

いくら愛犬国家といっても、飼い主さんが飼育を諦め、保護施設で生活するワンちゃんもいます。残念ながら(+_+)

 

その保護施設にお話を聞くと、スタッフさん自身がドッグトレーナーであり、保護から新しい飼い主さんへの譲渡までにしつけを行うのだそう。ということは、保護施設から引き取られたワンちゃんは実質トレーナーのレッスンを受講済みと考えることができそうですね!

 

 

下のグラフは「どこからワンちゃんを引き取りましたか?」という街頭アンケート結果なのですが、保護施設出身のワンちゃんの割合はかなり高くなっています。すなわち、保護施設がしつけを行うことでチェコ全体のしつけレベルが上がっているとも考えられますね(^^)

 

ブリーダー:53匹

保護施設:41匹

ペットショップ:1匹

知人や家族:8匹

拾った:3匹

その他・不明:9匹

(注)ペットショップで買われたというワンちゃんが1匹いましたが、海外で買った後チェコへ移住したそうです。チェコでは、ペットショップでの犬の販売は行われていません。

 

★本当にしつけが必要なのは、飼い主さん!?★

 

このタイトル、ちょっと衝撃的ですよね。とあるドッグトレーニング施設を訪れて聞いたお話の一部です。

 

 

ドッグトレーナーというお仕事で最も大変なことは何ですか?という質問に対し、

 

飼い主が犬のことを理解していない!と答えが返ってきました(笑)

 

レッスンは、トレーナー・飼い主・ワンちゃんが参加し、トレーナーがしつけの方法を飼い主にレクチャーしてその場で実践するという形式でした。そこで、飼い主がトレーナーの言う事を無視して我流で進めてしまうのだそう(*_*;

 

1人の飼い主として、そうなる気持ちはわからないでもないんですよね…ワンちゃんが可愛くて、ついつい必要以上に甘やかしちゃったり、いけないことしても厳しく叱りきれなかったり…

 

しつけにおいて大事なのは、ワンちゃんのやる気うんぬんよりも飼い主さんがトレーナーの指示を守ることなんだなあ、と思いました。

 

★トレーニングの種類や料金★

 

さて、今回計3か所のトレーニング施設にインタビューしたのですが、それぞれで開講しているトレーニングの種類・料金を以下にまとめました。

(注)料金は2019年8月29日のレートで換算しました。

①Haf Bez Obavさん

種類:基本のしつけ(お手、お座りなど)

ドッグコンテスト対策

フリスビーの練習

犬と一緒にフィットネス

料金:1時間140チェココルナ(=636

 

②Ing Pavel Bradacさん

↑ちょっと分かりづらいですが、真ん中にいるのはトレーナーさんがプライベートで飼っているワンちゃん。

種類:態度の矯正(怖がりな犬・攻撃的な犬が、適切な態度を取れるようにするというもの)

料金:1時間150~400チェココルナ(=680~1800

マンツーマンか、グループレッスンかで料金が上下するようです。

 

③ドッグトレーニング業(非営利組織)

種類:救助犬トレーニング

料金:0

非営利組織の中で、飼い主さん自身がベテランにトレーニング方法を教わって愛犬をしつけする形式を採っており、レッスン料はかからないのだそう。

 

こうしてみると、ただお手やお座りを教える授業だけでなく、内容は多岐に渡っていて面白いですね!しかも、レッスン料0で愛犬をトレーニングする方法もあるとは…!

 

★次回予告「愛犬国家と殺処分0、どうやって両立している?」★

 

国民の3人に1人が犬を飼っている計算になるほど、愛犬国家なチェコ。けれど犬の殺処分は0!なんでそんな両立ができんねん!を解説していきます(^^)/

 

おたのしみに!