皆様初めまして!立命館大学3回生の的場莉々花と申します。
大学2回生の頃、保護犬を保護したことをきっかけに動物愛護に興味を持ち「わんむすび」でのインターンに参加しました。どうぞよろしくお願い致します。
インターンで、動物愛護団体についてクラウドファンディングサイトのキャンプファイアで情報を集めていました。そこで、高校生でありながら動物愛護に興味を持ち、授業の一環として動物福祉問題に取り組むDo Beschüt (どうぶしゅ)というグループを知りました。活動の経緯や具体的な活動内容について興味を持ち、より詳しく知るために、現在大学生1回生になった代表の方にお話を伺ってきました。
・活動の経緯を教えてください
高校で社会課題の解決に取り組む授業(GLS)がありました。そこで、京都の保護猫、地域猫を救いたいと考え、動物福祉をテーマとして選びグループを結成しました。
・どんな活動内容ですか?
社会課題としての動物福祉の中でも、個人保護主の支援という分野に特化し、京都の動物福祉団体のPawer.さんとコンタクトを取り、協力してもらいながら活動を進めました。
主要な活動として、
1.キャンプファイアを通じてクラウドファンディングで保護主への寄付金集め
2.クラウドファンディングで集めたお金を使い、保護主の負担を減らす譲渡会の開催
を行いました。
・どれぐらいの活動期間・活動時間でしたか?
高校3年生の1年間授業として毎週2時間、さらに授業外のPawer.さんとの打ち合わせを4回ほど行いました。
・なぜ保護主支援をテーマにしましたか?
自身が猫を飼っており、知人からの依頼で保護猫預りから譲渡までの一連の流れを経験し、保護主の大変さを思い知りました。この経験から保護主支援を行いたいと考えました。
以下CAMPFIRE「
から引用
動物たちを保護している団体は行政の施設だけではありません。他にも民間の施設、そして個人で活動している保護主方、が挙げられます。行政の施設では政府からのサポートがありますが、民間の施設、保護主さん方には政府からのサポートがありません。団体であることで募金などを集めることが保護主さん方よりも優れている状況になります。人数が多いということはそれだけ大きな力を社会で持つことにつながりますが、個人で保護活動をされている保護主さん方は全くのサポートがない状況にあります。
一般的な譲渡会では、里親が見つからない場合保護主が交通費や、預かり中の医療費用を負担することになってしまい自己犠牲の部分が多くあります。そこでクラウドファンディングを利用して、寄付金を集め保護主の負担を少しでも減らすことを考えました。
・譲渡会について詳しく教えてください
11人の保護主様、24匹〜26匹の保護猫たちが参加する譲渡会でした。
保護主さんに対して里親希望の方が事前にエントリーできる譲渡会で、8件ものエントリーをいただきました。多くの保護猫たちにご縁があるようにInstagramを用いて、譲渡会の宣伝や猫紹介も行っていました。また、事前受付だけでなく当日の呼び込みも行いました。
・活動の中で苦労したことは何ですか?
クラウドファンディングの申請に通ることです。多くの人がクラウドファンディングに申請するため、文章や内容を作り込まないと申請が通らず、容易に行うことは出来ません。Pawer.さんの協力もあり掲載することができました。
・活動を通じてやってよかったと思えたことは何ですか?
譲渡会に参加した保護主の方から、沢山の感謝をもらったことです。
・今後の活動予定はありますか?
現在は大学生で、学業に忙しく活動を続けられていないですが、後輩の方から声を掛けていただき、団体を引き継いでいただけるかお話中です。
以上が今回お伺いした内容です。
学校の活動の一環とはいえ高校生のような若い世代が動物愛護に携わることは素晴らしいことだと思います。保護団体について調べていても、動物愛護活動に携わる若い世代の方が少ないというのはよく言われます。その理由は、純粋な認知度や金銭面時間面など様々な時間があると思います。ですが、このような高校生団体の存在が若い世代の方が動物愛護問題に触れ、興味を持つきっかけになると良いと思います。
また、活動の中で個人保護主の自己犠牲の一面に問題点を感じ、保護主の現状の周知や支援の取り組みを行う着眼点が斬新だと思いました。これからも様々な角度からの支援を取り組む団体へのインタビュー進めていきたいと思います。
Do Beschüt の代表様、お忙しい中ありがとうございました。
わんむすびでは以前Pawer.さんの譲渡会活動を取材させていただいたことがあり、その際に大西代表にもインタビューさせていただきました。
よろしければそちらの記事もご覧ください。