ペット後見互助会のご紹介

皆様こんにちは!代表の石部です。
今回は岐阜市の認定NPO法人人と動物の共生センターさんと連携しながら進めている「ペット後見」というシステムと、それを支える互助会のとものわについてご紹介いたします。

詳しい内容につきましては、YouTubeでのとものわ事業紹介動画もご参照ください。

ペット後見互助会とは

皆様は互助会のシステムをご存知でしょうか?互助会とは冠婚葬祭などに備えて会費を積み立てていくシステムで、結婚式や葬儀などの費用負担を軽減できます。保険や共済と違って現金は受け取れませんが、使い道を限定することで掛け金以上のサービスを優待価格で受けられるのが特徴です。

このシステムを応用して、飼い主様にもしものことが起こってペットの飼育を続けにくくなったときに、ペットを保護して生涯飼い続けられるようなサービスが始まりました。

会員は入会金+事務手数料10万円、月会費1000円、終生飼育費用100万円をお支払いいただくことで、ペットの飼育費用を賄い合います。
会員同士の助け合いで、医療費がかかる子もそうでない子も費用負担を平均化します。

運営団体の人と動物の共生センターさんさんでは、獣医師、弁護士、老犬・老猫ホーム代表、FPなどさまざまな分野のプロが関わっており、わんむすびでは彼らとの連携のもとでペット後見を京都や滋賀などで広げられるよう、日々試行錯誤中です。

立ち上げの背景

この事業のテーマは「飼い主同士の助け合い」です。
これまでペットの飼育は飼い主の自助努力で何とかせよという風潮が強かったですが、近年は高齢化や人間関係の希薄化もあり、ご本人だけでどうにもならなくなるケースが増えています。

各地の保護センターに持ち込まれる原因として1位になりやすいのが「飼い主の死亡・病気」で、人間だけでなくペットも動物医療やフードの発達で高齢化が進んでいます。近年問題になっている「争族」トラブルや、介護保険では介護を受けるご本人しかケアできず、ケアマネさんに皺寄せが来ること、家族間での介護負担などもまた、ペットに関する問題に大きく関わっています。

わんむすびとしてペット法律相談に注力してきた背景にあるのが、飼いきれなくなった高齢者による保護動物発生の予防にあることは確かです。しかしながら、相続・遺言・信託といった法律分野では、家族や親族内だけで対応する前提でないと話が進まないという課題を抱えていました。

もしもの時に頼れる人、遺せるお金、両方の問題をどうにかできないか?
そんな悩みを抱えていた時にとものわのことを知り、関西での展開に向けて微力ながらも関わらせております。

「しんどい時にはしんどいと言ってくれていい」
「自分でなんとかしきれなかった時に頼れる人がいる」

援助への依存は禁物ですが、困った時に助け合える互助の場と、経済的負担を軽減しつつもペットの生涯を守れる環境を作ることで、人もペットも救われる社会づくりを目指します。

サポート内容

・急な入院時のペットの緊急保護・一時預かり

・ペットの終生飼育(ペットが亡くなるまでシェルターもしくは老犬・老猫ホームで飼育)

・新しい飼い主探し

・相続などのご相談

生命保険×ペット後見

とものわの大きな強みの一つが、生命保険を用いてペットの将来を守れることです。
飼い主様名義で月々一定金額(60代女性の場合は月額1万円程度)を保険料として積み立てて、ペットを遺して亡くなられた場合は保険料からペット終生飼育費用を賄えます。

もし最後までペットを飼い切れた場合は、生命保険料を老後の備えとしてご活用いただけます。

わんむすびからも生命保険会社への取り次ぎが可能ですので、気になる方がおられましたらお気軽にお問い合わせください。