皆様こんにちは!インターンの的場です。
今回は大阪の八尾にあるHappyTabbyさんに取材にお伺いしました。その際にさせていただいたHappyTabbyさんが運営する保護猫カフェのHappy Tabbyの法人事務小西様へのインタビュー内容をご紹介します。
Happy Tabby Roomさんの概要
以下公式サイトからの引用“Happy Tabby Roomは、保護猫ばかりの猫カフェです。 ここには、様々な事情がありクリニックにたどり着いた猫たちが暮らしています。 保護猫たちは獣医師の管理のもと、新しい家族との出会いを待っています。 猫と暮らしたいと思ったら、保護猫を引き取る選択が当たり前になりますように。 また、カフェのご利用をいただくことが、保護猫の支援になります。”
おひとり様二口(1000円)の寄付+ドリンク代(300円)で1時間利用することができ、お金は猫の不妊去勢手術費用の助成基金に寄付されます。 カフェの利用が猫の無理な繁殖を抑え、不幸な命を増やさないことに繋がります。
小西様にお伺いした内容は以下のとおりです。
・若い世代の方のボランティアの参画は少ないですか?
参画している若い世代の方は少ないです。ですが、Happy Tabbyに卒論やその他の発表のまとめの為に足を運んでくれる若い方もいます。SNSを通じて、若い世代の方にも活動を伝えていきたいと考えています。
・ボランティアの現状の課題はありますか?
地域の猫について、地域の方がボランティアの方に保護を依頼することはいいもののボランティアの方まかせでお金の面などを支援をしてくれない方が多いことです。この課題の解決のために、猫を保護するための相談の段階でボランティアの方だけでなく地域の方を含めた面談を義務付けています。
・譲渡条件について教えてください
ペット可住宅であることが第一条件で基本的には厳しくないです。単身でもお子さんがいても、高齢の方でも大丈夫です。というのも、沢山の猫ちゃんがいるので、条件にマッチングする子を紹介できるからです。今までこういったケースはないですが単身で最悪飼えなくなっても相談してくれれば再度預かれるので最後に相談して欲しいです。
・老猫や、人になれていない猫は新しい飼い主を見つけるのが難しいですか?
そんなことはないです!ご高齢の方は子猫は厳しいので、老猫をオススメしてマッチングさせることも多いです。あとは大人で落ち着いた子がいいという方がいたり、お家にいる猫の年齢と合う方がいいという方もいます。
元々飼っていた子に似ているなど人慣れしてない子でもいいという人も多いです。
人馴れしていない子でもおうちで保護されることで、慣れて触れるようになったりする。猫が沢山いる環境(合宿所のような)よりも、ほんとうのお家の環境の方が人と一体一で愛情を掛けてもらえるから触れなかった子が抱っこされることもあります。
・保護環境について教えてください
お部屋が4つに分かれていて、猫エイズ陰性の子の部屋、特別怖がりな子の部屋、りんご部屋(猫エイズのウイルスを持っている子がいる)、高齢猫や食管理が必要な子の部屋がある。
(猫エイズについて・・・ウイルスを持っているだけでは他の猫への感染はないがクリニックということもあり念の為分けている)
食事は粒が大きいもの小さいものなど複数のキャットフードを上げており、硬いフードが食べられない子には個別にウェットフードを用意してあげています。また、高いところが好きで上から降りて来ない子のために高いところにご飯を置くなど工夫をしています。
部屋の壁全体にキャットタワーのような設備があり、それに加えキャットタワーを置いています。人馴れしてない猫ちゃんが隠れられるおうちや暗い場所を用意してストレスを軽減できるようにしています。
・保護猫は何匹いますか?
約40匹の保護猫がいます。
クリニックにTNRで連れてこられた子が多いです。
・やりがいはなんですか?
保護した猫が、保護された先で幸せになっていくことです。譲渡後も、飼い主の方とコンタクトを定期的にとっており幸せそうな写真を送ってくださることが、嬉しいしやりがいになります。
以上が今回お伺いした内容です。Happy Tabby Roomさんはクリニック併設ということもあり保護猫を受け入れる体制がかなり整っていました。スタッフの方々も優しい方ばかりで、猫達が安心できる良い環境だと感じました。
Happy Tabby Roomのスタッフの皆様、協力していただきありがとうございました。