皆様こんにちは!
今回は兵庫県伊丹市に本部を置く日本レスキュー協会様の見学レポートをお届けします。
本部は伊丹空港の滑走路北側に隣接しており、このような飛行機と梅田のビル群を見渡せる場所なので、飛行機撮影をされる方も大勢来ている地域です。近年は九州の災害現場の支援に出ることが多くなったこともあり、佐賀県にも支部ができました。
セラピードッグメディカルセンター。こちらで引き取った犬たちの診察・治療をしたり、冷暖房完備の犬舎で犬たちをケアしたり、ふれあいや学びの機会を設けたりしています。
こちらのグラウンドで災害救助犬のトレーニングを行っています。
日本レスキュー協会様は阪神・淡路大震災をきっかけに1995年に創設された団体で、災害救助犬の育成・派遣、セラピードッグの育成・派遣、動物福祉・保護・愛護活動の3本柱で世界規模の活動を続けてきました。夏場の暑い時期以外は毎月定期的な見学会やセミナー等を開催しており、今回は救助犬トレーニングと犬舎の見学、セラピードッグとの触れ合いをさせて頂きました。
災害救助犬はそれぞれにハンドラー(訓練担当者)がついて、密閉された空間の中、足元の不安定な場所、起伏のある場所などさまざまな被災地の状況を想定し、ハンドラーの的確な指示を理解して素早く動けるようにトレーニングを重ねています。両者の信頼関係が伝わってくる、息のあった連携の姿が印象的でした。
トレーニング見学の次はセラピードッグとの触れ合いです。
セラピードッグとは、高齢者施設や保育園などを訪れて交流したり、怪我や病気などでケアが必要な方に寄り添ったり、人の心と体を癒したりする犬のことです。主観的な癒しだけでなく、医療面でも行動の改善が見られるなど、近年注目を集めている素晴らしい取り組みです。
セラピードッグのしょうきち君のお出迎え。フレンドリーで穏やかで、初対面の人たちにも懐いてくれました。
室内の触れ合いスペース。セラピードッグたちの写真や特徴が張り出されており、子どもたちとのふれあいの様子も伝わってきて癒されます。このセラピードッグハウスの利用料から、育成費や運営費などを賄っています。
昨年は能登半島地震やその後の豪雨のレスキューにも大きな貢献をされました。一時的な支援にとどまらず、定期的な被災地訪問や慰問の努力を重ねておられる姿に敬意を表します。
わんむすびではこうした地道なレスキュー活動や保護犬の医療費などにできることから貢献できるよう、わんむすび動物医療基金を通じて日本レスキュー協会様にも寄付をさせて頂きます。災害救助、動物愛護・福祉分野などでのさらなるご活躍を期待しております。