ワンちゃん先進国・LA日記 第2話

こんにちは~

卒論発表が終わり、やっとブログの続きを書き始めたインターン生いしかわです。

 

 

さて今回は、LAで訪れた最新の動物保護施設「Pet Space」の話を中心に書いていこうと思います!

 

☟こんな人におすすめのブログです☟

ワンちゃんは家族だと思う

海外に行くのが好き

動物愛護に興味がある、勉強したい

 

★ PetSpaceで行われていること★

 

 

PetSpaceというこちらの動物保護施設

まずはじめにどうしてここを見に行きたいと思ったか、きっかけはテレビ番組「坂上どうぶつ王国」で紹介されているのを見たことです。

 

・保護動物に対して1対1でトレーナーがしつけをしている

医療的なケアも含めて世話をできている

・子どもでも、ゲーム感覚で動物たちのことを知れる

 

などなど、魅力的なポイントばかりで

 

行くしかない!

 

となったわけですね。

 

いざ入ってみると、デカめのわんちゃんがこっちを見下ろしています!

 

紹介されていた通り、中にはなにやら本格的な手術室も。ここで保護された動物たちは治療を受けているんですね!

 

施設のいたるところに下のようなディスプレイが設置してあり、いろいろ触っていると保護されている子1匹1匹の紹介や、動物のケアに関するクイズなんかも出てくるみたいです。

大人だけでなく、小さい子でも興味を持って動物たちのことを知ってくれそうですね!( ^^)

 

動画はこちらから

 

よくハムスターが遊んでる回し車(人間用)を発見。

大の大人ですが、しっかり遊んできました(笑)

 

ファミリー層を里親候補としてターゲットにしているからでしょうか?エンターテイメントに溢れる雰囲気でしたね。実際、子供連れで来ている人も多かったです。

 

★里親になるハードルはあえて「低く」★

保護動物たちの収容数は犬・猫合計で40匹ほど。

収容数自体、アメリカの他の施設と比べて格段に多いというわけではなく、1匹1匹に充実したケアをするという方針でこの数に調整しているんだそうです。動物ファーストなところが良きですね(‘ω’)

 

そして1年あたり300-400匹ほどの保護動物が引き取られていきます。

ここで少し驚いたのが、里親に動物を引き渡す条件をあえて「ゆるく」設定しているというところ。

 

日本国内の多くの動物保護施設は、動物を譲渡にあたって

・動物との面会をして相性を確認

・施設スタッフが家庭訪問をして飼育環境をチェックする

・里親の家族構成、収入、緊急時の後見人などの質問に答える

・身分証明書の提示が必要

・譲渡後の定期的な報告が必要

上記はあくまで例ですが、このような条件がついてくることが多いんですよね。

 

しかしPetSpaceは、

①動物との面会をして相性を確認

②収入と動物飼育経験に関する質問に答える

この2ステップだけで動物をお家に連れて帰れるのだとか。

 

手続きがシンプルというメリットの反面、きちんと里親を見極めないと、施設に戻ってきてしまう子がでてくるんではないか?という疑問が浮かびます。

 

 

PetSpace常駐の獣医師さん・Dr. JJ(写真右)によると

医療ケアや1対1のしつけを行っている分、譲渡後のトラブルが少ないし、施設に戻されるリスクより(譲渡までの)壁を少なくする方が大事」とのことでした。

 

また、

「帰ってきてしまったらそれはそれで大丈夫。また私たちがその子をお世話するから」

ともおっしゃっていましたね。再び保護動物が路頭に迷わなくてもいいのは、心強い!

 

★資金調達、どうしている?★

 

自分たちでお金を稼ぐことのできない保護動物たちのお世話には、当然金銭的な助けが必要です。そしてそれはアメリカでも同じ!アメリカの動物保護施設では、資金を集める(=ファンドレイジング)のに何か工夫ってしてるんですかね?

 

ちなみに、PetSpaceは1つのとある財団によってその資金が賄われているそうなので、参考にするのはちょっと難しそう…

⇧「Wallis Anenburg」さんの財団っぽいですね

 

色々調べていて、おもしろいな~と思ったのがこちら

The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals® (ASPCA®) HPより

https://www.aspca.org/team-aspca

 

ここには、直訳で「誕生日を寄付しよう!」と書いてあります。

どういうことかというと、自分の誕生日に合わせてファンドレイジング用のウェブページを作り、そこで誕生日を祝ってくれる周りの人たちから寄付を募るというものです。

 

プロジェクトを応援してくれるその人自身のみではなく、周りの人も寄付者として巻き込もう!というアイディアですね。実際の成功例として、6歳の女の子ソフィちゃんが誕生日に6ドルずつの寄付を募ったところ、合計15791ドル(≒172991円:2019年12月13日時点)集まったという報告も。

 

 

こういった「おもろアイディア」は、日本国内でもどんどんマネしちゃったら良いと思いました(^^)/

 

★次回予告「LAで見つけた、ペットにまつわる面白サービス」★

 

さてさてこれまで

・動物のリハビリテーション

・最新の動物保護施設

の2つについて書きましたが、次回のテーマは……じゃじゃん!

 

・「ご近所さん」が行う、犬のお世話代行サービス

・さながら犬の幼稚園!な、ペットホテル

 

です。

 

お楽しみに~~!

⇧チェコでもみつけた、犬のおトイレ掃除セットがなんとアメリカにもありました。もしかして設置してない日本のほうが少数派…!?