皆様こんにちは!インターンの濱です。今回は、海外の動物保護事情の一つとして、オーストラリア・ビクトリア州メルボルンの動物保護団体について紹介させていただきます。
私事で恐縮ですが、昨年の夏、メルボルンに短期留学に行って参りました。 カフェ文化が盛んな町だと聞いて、直感的に選んだ留学先でしたが、自身の学びを深める良 い機会になりました。
メルボルンはオーストラリアの中でもシドニーに次ぐ大都市で、様々な公共施設や団体の活動拠点が集まっています。このような都会の限られた場所で活動する団体の強みに注目しました。日本の保護施設との比較、及びノンネイティブへの伝わりやすさという点からこの団体を紹介させていただ きます。
Animal Welfare Charity | The Lost Dogs’ Home (dogshome.com)
The Lost Dogs` Home North Melbourne
オーストラリアの中でも大規模な団体の一つです。 活動内容としては以下の内容が挙げられます。
・迷子になった犬や猫を保護し、新しい飼い主を見つけるまでのお世話
・定期的な譲渡会、イベントの開催
・医療(マイクロチップの登録、避妊・去勢手術を低価格で提供するなど)
・トリミング(シャンプー、コンディショニング、乾燥、爪切りなど)
引き取った方はもちろん、地域の方も利用することができるサービスが充実しています。このような地域に根ざした活動を行う体制が整っている点がこの団体の強みです。さらに迷子犬、猫を探す活動にも力を入れています。HP で保護施設にいる動物の中からマイクロチップの ID や地区を入力し、自分の子が迷子として引き取られていないかを検索することができます。日本ではここまでマイクロチップを活用している事例はないかもしれませんね。
HP では、ノンネイティブ(英語を母国語をしない人)たちにも伝わりやすい工夫が施されています。その一つとしてこのようなピクトグラムを用いた表記が挙げられます。あまり馴染みのない言語、単語でもピクトグラムと明確な数字で実績や活動内容が分かりやすく記載されています。
The Lost Dogs` Home North Melbourneでは
Tik Tok など SNS を積極的に活用しています。ボランティア募集やイベントの参加を促す投稿の他に、引き取った動物たちが 人馴れした可愛らしい姿を発信しています。
You tube では施設の一日の様子が発信されています。
SNS は文字だけではなく、音声、音楽、映像を通して情報を伝えることができます。この SNS の分かりやすさもノンネイティブへの伝わりやすさにもなっているのではないでしょうか。
今回は、オーストラリア、ビクトリア州メルボルンの保護施設を紹介しました。英語を勉強中の方にも伝わりやすいHP、SNSなので、ぜひ一度覗いてみてください。