皆様こんにちは。
インターン生の藤野です。
今回は新カテゴリー「うさぎとの暮らしQ&A」の記事を書きました。
まずは、うさぎの飼い主さんの困りごとの中で、特に多くのご相談を寄せられる抱っこについてご紹介したいと思います。
先日、わんむすび理事でうさぎコンシェルジュの清水へ、うさぎを抱っこできなかったらどんな問題があるのか、うさぎを上手に抱っこできるようになるコツなど抱っこに関するインタビューを行いました。
今回の記事ではそんなうさぎの抱っこに関する質問をうさぎ初心者の方にも分かりやすいように、うさぎコンシェルジュ清水へのQ&A形式でお届けいたします^^
〜抱っこ編〜
Q:抱っこが出来ないことによる弊害は?
A:いくつかの弊害があります。
まず抱っこが出来ないとうさぎが病気になってしまった時に大変困ります。
病気になってしまった時に抱っこして患部に薬を塗ったり、薬を飲ませたりすることが出来なければなりません。
また抱っこを日常的にすることによって病気の早期発見にも繫がります。
抱っこをすることでうさぎの体重の変化やしこり、違和感に気付きやすくなります。
抱っこが出来ないと爪切りやブラッシングがしにくいという弊害もあります。
爪切りがうまく出来ずに放っておくと爪が何かに引っかかって怪我をしてしまい、そこから細菌が入り病気になってしまう可能性があります。
ブラッシングも日常的にしなければうっ滞になってしまう可能性もあります。
抱っこが出来ないと様々な問題が発生してしまいます。
💡うっ滞とは?
うっ滞とは毛の換毛期に毛がお腹や腸に詰まってしまうことが原因でフンが出せなくなり、胃液やガスがお腹に溜まってしまう病気です。
最悪の場合には痛みでショック死してしまいます。
Q:抱っこができるようになるにはどうしたら良い?
A:うさぎは元々抱っこが好きな動物ではありません。なので、抱っこをさせてくれないうさぎは抱っこに慣れさせる訓練が必要になります。
訓練はうさぎの性格によっても時間がかかる子とかからない子がいます。
例えば、抱っこに対して恐怖心だけがある子なら比較的容易に慣れてくれますが、ただ単に抱っこが嫌いな子は慣れるまでに時間がかかりやすいです。
では、具体的な訓練方法ですが、まずうさぎにカゴやキャリーに入ってもらい知らない場所に連れて行きます。そしてうさぎが緊張している間に抱っこするという行為を繰り返し行うことで徐々に抱っこに慣れてもらいます。
Q:赤ちゃんうさぎはいつから抱っこできる?
A:生まれて一週間から可能。
生まれたての赤ちゃんを抱っこしてしまうとお母さんが育児放棄をしてしまいます。
Q:抱っこする時の注意点は?
A:まず抱っこ中にうさぎが暴れてしまった時にうさぎが怪我をしたりすることを危惧して容易にうさぎを逃してしまうことを続けていると、暴れたら逃がしてくれるとうさぎが思うようになるので、多少無理にでも抱っこし続けることで慣れさせることができます。
次に、抱っこの練習中にうさぎに噛まれて怪我することもあるのでできるだけ長袖長ズボン、ゴム手袋を着用してください。
そして、抱っこするときは正面からではなく、まず、うさぎの頭の後ろや背中を撫でてうさぎがリラックスしたところを狙って、お腹を持ってから、お尻を優しく持ち上げてあげます。
💡豆知識
うさぎはおでこを触られると気持ち良いですよ!
反対に耳や口元は触られると嫌なところです。
うさぎを抱っこする時、年齢や状態によっても注意することがあります。
まず、赤ちゃんうさぎを抱っこする場合は素手での抱っこは極力避けてください。
そして妊娠をしているうさぎの場合、抱っこで破水してしまう可能性があるので気をつけてください。妊娠している場合は、お腹からではなくお尻から持上げてあげましょう!
Q:子供でもうさぎを抱っこできる?
A:幼い子が抱っこする場合、うさぎのキック力の強さや暴れた時に耐えられず危険なので、幼い子にうさぎを抱っこさせることはであまりオススメできません。
幼い子にうさぎを抱っこさせる場合、小型犬や猫用の抱っこ紐の利用を推奨します^^
しかし、それでもうさぎのキック力は侮れません。一概には言えませんが、小学校高学年までは抱っこに気をつけてください。
また幼い子にうさぎを触らせる時は噛まれてしまう可能性があるので、口元や耳は触らせないようにしてください。
うさぎの抱っこについてのQ&Aはいかがでしたでしょうか?
次回の投稿ではうさぎのソアホックについてのQ&Aをお届けしています。
ソアホックとは、硬い地面で足の裏に体重がかかってしまい、すれて硬くなった膚がひび割れてしまうことことで、放っておくと感染症などにかかってしまう恐ろしい病気です。そんな恐ろしい、ソアホックへの対策や室内飼いに役立つ工夫、豆知識も紹介していますので、よろしければ是非ご参照ください。