皆様こんにちは!新しくわんむすびでインターン生として活動をさせていただいている坂井と申します!
初の投稿ではアメリカのカリフォルニア州のペットショップや動物保護施設について、日本との違いを比較しながら皆様に紹介したいと思い、今回の記事を書きました!
【はじめに】
まず初めに、私がアメリカ、カリフォルニア州の動物保護施設をブログで紹介したいと思ったきっかけは、以前にタレントの坂上忍さんとローラさんが出演するテレビ番組で、ロサンゼルスの動物保護施設が紹介されたことです。
私はその施設の様子を見た時、その施設の内装や、設備にとても衝撃を受けたことからでした。
そのため、日本と取り組みがどのように違うのかということに、とても興味を持ちました!
【カリフォルニア州のペットショップの特徴】
現在カリフォルニアには日本のような商用目的で生産されたペットを販売するペットショップはありません。
というのもカリフォルニア州のペットショップでは、主に保護された動物のみの取り扱いが義務付けられているのです。
そして、アダプション・センターと呼ばれる施設などでの譲渡活動が行われています。
そこに至ったきっかけは、2019年1月カリフォルニアでAB485という、動物福祉の観点からペット産業を問題視する法律が施行されたことです。
では何故そのような販売方法を取り入れているのでしょうか?
それは、「パピーミルやキティ・ファクトリーによるペットの生産を問題視しているから」という理由が挙げられます。
【パピーミル/キティ・ファクトリーとは?】
私のようにパピーミルやキティ・ファクトリーといった単語は日本ではあまり耳にしない言葉なので、何を行っている施設なのかよく知らないという人も多いのではないでしょうか?
パピーミルは日本語にすると「子犬の工場」。
悲しくもその名の通り、人が利益目的でその時に人気がある犬種を母犬に産ませ続け、何度も子犬を産んだことにより母犬の体がボロボロになると、そのまま殺処分するような、とても信じ難い方法で利益を得ている施設のことです。
そしてキティ・ファクトリーもパピーミルと同様に、子猫工場として劣悪な環境下で、猫に無理な出産・交尾を繰り返し行わせている施設のことを意味しています。
日本でもパピーミルなどの悪質なペット販売業者は多く存在しています。
福井新聞で2018年3月に掲載された記事において、パピーミルの悲惨な現状が記事で取り上げられていました。
記事では、パピーミルは強烈な悪臭を伴い、約8平方メートルごとに仕切られたスペースの1スペースずつに最多で60匹ほどの犬がけたたましく吠え、飛び跳ねていた様子が書かれており、その光景はまるで地獄だったと表現されています。
(参考記事: 愛護団体が見た「子犬工場」の凄まじい実態 チワワや柴犬、ダックスフンドがすし詰め 福井新聞, 東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/211469)
このようにパピーミルには動物の権利が全く存在していないため、カリフォルニア州を含め海外ではこの存在を問題視し、ペットショップ自体をなくしてしまう取り組みもなされています。
私もこの記事を読んでいて、こんな悲惨な事が実際に行われている事を知り、とても悲しい気持ちになってしまいました。
【カリフォルニア州の動物保護施設】
カリフォルニア州のペットショップは、日本にあるような商業目的の販売施設ではなく、動物の保護施設も兼ね備えた施設です。
ペットショップの特徴で例に挙げたアダプション・センターについて紹介していきます。
アダプション・センターとは、主に動物保護団体が運営しているペットの譲渡活動を行うセンターのことを言います。
主な活動内容としては、日本の動物愛護センターで行われているような飼い主の居ないペットを保護し、新しい飼い主を探す活動をしています。
引き取られるペットに対して明確なルールはありませんが、特徴としては保健所による殺処分のリストに載っているペットが多いようです。
日本の動物愛護センターと違うところを挙げると、私はセンターの中でペット用品が売られていたり、保護されたペットを引き取るのにお金がかかる点だと思います。
(参考ブログ:ワンコ便り・フロム・アリゾナ https://ameblo.jp/arizona-dogs/entry-11517230960.html)
【まとめ】
今回はアメリカ・カリフォルニア州のペットショップや動物保護施設を日本と比較してみました。
ペットショップに代わって、保護されたペットを引き取ることができるカリフォルニア州のアダプション・センターはとても先進的だと思いましたが、同時に日本でも取り入れられる取り組みではないかと思いました。
そして日本でも保護犬や保護猫をもっと身近な存在として感じられ、パピーミルやキティ・ファクトリーが必要なくなれば、幸せに暮らせるペットがもっと増えるのではないか、と今回のブログ記事を書いていて改めて感じました。